「身土不二」=その土地でその季節に穫れたものを食べる。そんなコンセプトを掲げ、今田町の野菜を使用した自然食料理を提供している店がある。長井さんが15年前に開店した「おかげさん」は今では観光客から地元住民まで様々な人が訪れる薬膳料理店。他にはない今田流マクロビ料理を発案し、そのオリジナルの味わいが皆に支持されている。


長井さんの経歴は意外なことに、料理と無関係の建設会社の監督さん。
50歳まで無我夢中で働き、ついに体が悲鳴をあげた時、自然食に出会った。

「休暇中に岡山県の民宿、百姓屋敷【わら】で玄米菜食を食べて過ごしていたのですが、体も心も元気になっていくことを実感したんです。そこで初めてマクロビとは何か、生食とは何かを学びたくてここで修行することを決心しました。」
1年間自然に囲まれながら料理を学び、いよいよ「おかげさん」をオープン。
これまで自然食の店が周辺になかったこともあり、口コミでまたたく間に人気となった。


「食物には熱、温、平、涼、寒という5つの性質があり、それらをバランス良く味わって健康になっていただくため、基本的にはコースでお出ししています。」もちろん米や豆、野菜などの食材は自分の足で歩ける距離で手に入る地産にこだわり、その食材の美味しさを最大限に引き出すため調理にも手間ひまかけ、その料理は砂糖を一切使わずに野菜の甘みや梅干しの酸味などを利用して味付けするなど創意工夫され、さらにドレッシングまで自家製という徹底ぶり。
ここまで手をかけた料理なら1日1〜2組の予約限定というのもうなずける。

また、長井さんは大の焼酎好きで、そのコレクションは酒屋以上。その焼酎と料理を楽しむために近所の人々が集うこともあるという。
しかし、お客がこの店に訪れる最大の目的は長井さん自身。子どもの食育に関するアドバイスや貧血や高血圧などを防ぐ料理のレシピなど、食育インストラクターと薬膳食育師の資格を持つプロとしての話が聞けるのだ。
またそれ以上に長井さんの人柄も人気の理由。人に優しく、おもてなし好き。そんな彼の周りには今日も人が集まる。


畑を耕し、野菜を育てることに力を注ぐ長井さん。「身土不二」という言葉を忘れず、自身で作れるものは自身で作る!と毎日自然の食材と向き合っている。また様々な食の資格を持ち、病気を防ぐ食事などの相談も快く引き受けてくれる。
今田町に越して15年、すっかり地元人と仲良くなり、住民から厚い信頼を寄せる長井さん。料理を味わうのはもちろんのこと、彼に会いに行くだけでも価値のある一軒と言えそうだ。


■旬菜・薬膳料理 おかげさん
住所:兵庫県篠山市今田町市原313
電話:079-597-3686
営業時間:予約に準ずる(前日までに要予約)
定休日:なし
駐車場:5台





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